基本の人形　腕と手

ストレッチ布と薄い布を重ねて縫い、わたはソフトに詰めます。
基本のミトン手には左右の別はありません。

腕を縫う

裏打ち布2枚の間に、ストレッチ布2枚をはさみ、腕のラインを縫います。
付け根は詰め口として縫い残します。
ここでは耳もいっしょに縫いました。

親指は2ミリ、そのほかは4～5ミリの縫い代をつけて裁ちます。
表に返します。

わたを詰める

親指には脱脂綿を詰めます。
細い棒（1号棒針を使用）に、脱脂綿を固く巻きつけます。長さは指先から手首くらいまで。

親指の先まで押し込み、指先まで届いたのを確認して、棒だけを抜き取ります。
手の甲と腕にわたを詰めます。ボディや脚よりもずっと柔らかめに仕上げます。

手の応用

手の型紙は３種類あります。手首から上は共通です。

これは型紙Bを使います。

縫って表に返します。

指の間を縫って分けます。ミシンをかけてもけっこうです。
ここでは手縫いにしました。指先から付け根に向かって縫い、また指先に戻ります。
もちろん目立たない色の糸を使います。

指先では糸を裏から表に回して強く引き、丸みを出します。
各指に、親指と同じ方法で脱脂綿を詰めます。

手の中の脱脂綿。
わたは、好みにもよりますが、手のひら側がふっくらとなるように詰めます。

型紙C。赤ちゃん人形と同じ5本指です。
針金を入れるならば、着物ドールの腕を参考にしてください。