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人形作りの材料

布人形は手近にある布や端切れを活用して作ることができます。
特殊な素材を工夫して使うのも面白いけど、あまりこだわらず、雰囲気の合うものを捜してみましょう。
ちりめん

肌布(表布)

顔や手足の露出した部分を覆う布は、伸縮性に富むものがしわも少なくて仕上がりがきれいです。

私は綿ジャージーを使っています。店によってスムースニットとか綿ニットなどと呼ばれます。
中程度の厚さで編み目の細かいものがよろしいのですが、あまり出回っていないようです。
普段はやや目の粗い、1メートル800円前後のものを買っています。

手に入りにくいなら、Tシャツや肌着を(染めて)使う手もあります。

ツーウェイはよく伸びるし、ジョーゼットは伸びで劣りますが個性的です。
ポリエステルジャージーは綿ジャージーよりも品質が上ですが、適当な色がなかなか見つかりません。

綿ジャージーのアップ写真。
綿ジャージー

土台布

土台には伸びない布を使います。
部位によって、綿ブロード、綿ローン、綿シーチングなどを使い分けています。

ブロードはシーチングよりも目がつんでいて丈夫なので、立ち人形など硬質のボディに向いています。
シーチングは柔らかくてしわも出にくいので、抱き人形、等身大赤ちゃんにぴったりです。
ローンは薄くて弱いので、裏打ち(表布と裏布を重ねて1枚の布として裁断・縫製する)に使います。

詰め物

ボディの大部分に、ポリエステル製の手芸わたを詰めています。

純綿のパンヤも入手できます。
化学繊維をなるべく排除した、ナチュラルドールに向いています。
枝や不純物を取り除いてていねいに詰めると、ポリエステルよりなめらかに仕上がります。
かけらが浮遊して部屋が散らかるのが難点です。

布人形作りの書物でよく見かける「木毛」は使ったことがありません。
別に敬遠しているわけではなく、人形作りを始めたころ、木毛は手に入りにくかったので、わただけで済ませるようになりました。
頭の芯に使ってみると、軽くてバランスよくできあがるかもしれません。

顔の一部や指など、硬さが必要な部分には脱脂綿を使用します。
化粧用のコットンは小さすぎるので、大きい薬局で取り扱っている、大判の医療用脱脂綿を購入しますが、かなりの分量です。いわゆる「婦人用カット綿」でじゅうぶんではないかと思います。

眉・髪・まつげ

サンタクロースの眉と髪に使用したのは、イタリア製のナイロン毛糸。
編むとふかふかのセーターができあがります。
犬の毛みたい毛糸のアップ

布関節人形のまつげには、アクセサリー店で安価に売られているヘアピースを使いました。
引き抜いて、2、3本ずつ植えていきます。
ナイロン付け毛

リアルな髪

上記ヘアピースも髪として使えます。

大きな手芸店では人形用の髪が売られています。
レーヨンヘアはカールを作りやすく、スタイリングが楽ですが、もつれるのが難点です。
また、最近は入手しにくくなりました。

代わってナイロンヘアが出てきました。艶があってきれいですが、これも扱いにくいようです。
逆立って浮き上がるのを押さえる必要がありますが、熱に弱いのでこてが使えず、高温のドライヤーを当てるとちゅるるんとなります。
日本人形用のシルクヘアは高価で、しかもバサバサして艶がありません。

レーヨンヘア。
レーヨンヘア

コスプレ店やおもちゃ屋さんで見かけるウィッグも使えます。
色のバリエーションが豊富で、楽しい人形ができあがりそうです。
耐熱性を謳ったものも出回っていますが、アイロンをかけると変質します。
適当な長さに切り、根元をボンドで固めて頭に差し込みます。
白銀ヘア

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