布関節人形　靴・靴下

ひも結びの短靴です。敷革に厚紙を使用しましたが、中厚の革だと本格的です。
カラフルな紙や模様入り、また布を貼った紙も楽しいものですよ。

靴作成の材料と道具

• 革またはスエード（あまり薄っぺらでないもの）。
• 靴底用に厚めの革。普通の革を貼り合わせてもよい。
• 厚紙（敷革用）。
• 直径3mm程度のひも60cm。
• 合成ゴム系ボンド（塗ったあと乾かして貼り合わせるタイプ）。
• 酢酸ビニール樹脂ボンド（乾くと透明になる、普通の木工用ボンド）。
• 鳩目打ち、革を切れるハサミ、革を縫える針など。

靴の革を裁つ

靴の革を裁断する前に、革の裏に裏地を貼ると、履かせるときに滑りが良くなります。

ボールペンなどで型紙を写して、カットします。
甲革と横革は底と貼り合わせる部分に、5mm程度の縫い代（のりしろ）が必要です。
ひも通しの鳩目穴を明けます。
厚紙を切って敷革とします。
右端は『内底』です。

靴を組み立てる

甲革の爪先部分の縫い代を、丈夫な糸で細かく縫い縮めます。
甲革を厚紙の敷革に合成ゴム系ボンドで貼りつけます。

横革を敷革に貼ります。両横1cm（b-c）は甲革と重なります。
敷革の裏に、段消しのため内底を貼ります（木工用で可）。

仕上げ

底革をゴムボンドで貼りつけます。
ひもを30cmに切り、両端に木工用ボンドをつけて撚り固めます。
ひもを通して結びます。

靴下

市販のソックスで作ります。素材が伸びるので、厳密な製図は不要です。

ソックスを縦半分に切ります。長さはお好みで。
爪先は自然にカーブさせます。
縁かがりを兼ねた伸縮縫いで縫い合わせ、表に返します。