基本の人形 材料と用具
人形作りの素材については、材料ページにも詳しい記載があります。
道具は手近にあるものを工夫して使いましょう。

人形の材料
必要量は裁断方法などによって違ってきます。
余裕をもって用意しておくのが無難です。
写真は、ポリエステルわた、脱脂綿、白ジャージー、肌色ジャージー、ローン、シーチング、ネル。
並太毛糸、綿棒、箸。

- 土台布
- 頭・ボディ・脚の土台を作ります。白い綿シーチングを使いました。
- 裏打ち布
- 腕の下地です。土台布よりも薄手で柔らかい布が向いています。
白い綿ローンを使用しました。化繊の裏地でもいいけど、縫いにくいかもしれません。
- 肌布
- 伸縮性のある布を使います。ピンク系ベージュの綿ジャージーを使用。
そのほか、顔をなめらかに仕上げるための下地布として、白の綿ジャージーを少々。
- 首の土台
- 竹箸にネル布を巻きます。ネルに限らず、ソフトで厚手の布が利用可。
- 鼻の芯
- 綿棒。爪楊枝にボンドを塗って脱脂綿を巻いて代用できます。
- 詰め物
- ほとんどの部分に化繊わたを詰めます。
指や胸など、少し硬さを要する部位には脱脂綿を。
- 髪の毛
- 編み物用各種ヤーンのほか、刺繍糸、ほどいたコード、ファー布などいろいろ利用できます。
服は好みの材料をお使いください。
用具
- 裁縫道具
- ミシン、縫い針、まち針、はさみ、目打ち、マーカーやチョーク、メジャー等々。
手縫いでも作れましょうが、ミシンはやっぱりあると便利です。
- 縫い糸
- 土台を縫うのには絹かポリエステル糸(50~60番)、肌は絹かナイロン糸。
耳や頭皮などを手縫いで縫いつけるときは、30番くらいがいいでしょう。
土台の各部をつなぐのには、木綿かポリエステルの太い糸(8番)を。
- 接着剤
- 水溶性ボンド(木工用ボンド)。
ウールの髪を貼るときは、水分含有率の低いもの(45%)がはがれにくいようです。
- 縫ったパーツを表に返す、わたを詰める
- 菜箸、普通の箸、編み棒、先をサンドペーパーで丸くした竹串など。
詰める部分の大きさに適した太さの棒を使い分けます。
また、料理用のスケールがあると、わたの重さを量れます。
- 顔を描く
- 絵の具と筆、パレット、筆洗い。
絵の具は布用、トールペイント用など、耐水性のあるものを。
筆は面相筆と呼ばれる細いものが適しています。画材店で買えます。
そのほか頬紅、シャドウなど。
ボンド、筆、頬紅、アクリル絵の具、針と糸。
パレット、マーカー、リパー、目打ち、はさみ、編み棒、菜箸など。

