着物人形　髪結い

アップや日本髪は難しいので、無難なおかっぱをアレンジしました。
「着物には黒髪が一番」とは先入観かもしれませんが、やっぱり黒髪。

耳

腕を縫うとき、余りのスペースを使うと経済的です。

薄布に肌布をはさみ、耳の型紙を写し、ぐるりと縫います。
切り口に小さな穴を明けてそこから返します。
切り口を縫ってふさぎ、顔の両端にボンドで貼りつけます。
縫いつけてもけっこうです。

髪をつける

サマーセーターなどを編む太めのシルク糸を使いました。

糸をふたつの束に切ります。前後の髪が約50cm、サイドの髪が25cmです。
長い束の端から5cmと、短い束の中央をミシンで２、３度縫います。

頭にボンドをつけて前後の髪を貼ります。
その上にサイドの髪を貼りつけます。

後ろの髪をうなじのラインで頭に縫いつけます。

その髪を上に折ります。

折った髪を中央に縫いつけ、ふたつに分けます。
分けた束を２回結んで、髷（シニョン）を作ります。

その端は糸で縛ってシニョンの下に押し込み、縫いつけます。

人形本体ができあがりました。