着物人形　頭の土台

土台の縫い方やわたの詰め方などは、基本の人形の顔も併せてご覧ください。
鼻は針金を曲げて使います。

土台

白ブロードに型紙を写します。5mmの縫い代をつけて裁ちます。

顔の中央（A-n-n'-C）、後頭部（A-F）それに喉（C-D-E）を縫い合わせます。
顔の輪郭（A-B-C-B-A）をぐるりと縫い合わせます。
喉（D）の縫い代には切り込みを入れます。
表に返します。

太い針金を7cmに切り、ボンドを塗って脱脂綿を巻き、首の太さにします。
やや細めの針金を5cm程度に切って、中央に少し脱脂綿を貼ります。これは鼻の芯です。

頭に化繊わたを詰めます。特にあごの部分は固めに。
首の芯を差し込み、下のほうを土台布に縫いつけます。
鼻の芯を6:4に曲げます。
鼻の芯の端にボンドをつけて顔の中央（n-n'あたり）に差し込みます。
脱脂綿を丸めて唇を作り、貼りつけます（唇の詳細は布関節人形の顔を参照）。

あごの縫い目にしわが寄っている場合は、細長く裂いた脱脂綿を貼って隠します。